子猫(彼女)が描いたワードイラストの部屋です。
今春、高等部3年生になる子猫が、
2010年9月(当時中学1年生)から
「ワードで描けるイラスト練習帳」という本を手にしてから
少しずつ描き始めています。
いろいろな先生のイラストを真似ることから始めて、
彼女のオリジナルな世界観で1枚の絵に仕上げております。
子猫の描いた、Wordイラストを見て、
ホッと癒されたり。。元気をもらったりと
皆さんがそれぞれの感じ方をしてくださればと思います。
なにせ、なまけもの親子猫ですから・・・
定期的な更新ができますかどうか・・・
のんびりとお付き合いください・・・・
※2010年~の懐かしい作品も、是非ご覧下さい。
左の見出しをクリックして、それぞれの部屋に移動できます(´艸`*)
子猫のメッセージです(≧▽≦)
コマリマカレンダー2017年も制作決定しました!
今年のテーマはズバリ、「黄道十二星座」です!
夜空に浮かぶ星座の下で、
その星座のモチーフにコマリまねっこしたコマリマ達を描きます!
という訳で、夜の絵ばかりになる予定ですが、
夜空や星の色などで、
それぞれ違った雰囲気を、出していきたいと思っています。
また、ギリシャ神話の物語も、
ほんのすこーしだけ参考にしていたりするので、
その辺りにも注目して見ていただけると嬉しいです。
H.28.9.19.冥府のザクロと花婿~乙女座~
子猫のメッセージです(≧▽≦)
星座のギリシャ神話は、
2つ以上ある事も多く、おとめ座もその1つなのですが、
今回は、豊穣の女神デーメーテールと、
その娘ペルゼポネーの話を採用しました。
(もう一つの説、正義と天文の女神アストライアーについては、
てんびん座が彼女の天秤だそうなので、来月にしたいと思います。
お楽しみに。)
さて、このギリシャ神話は、冥神ハーデースが、
ペルセポネーに、恋をしたのが始まりです。
ハーデースは最初、ペルセポネーの父親で(またかよ)、
自分の弟でもあるゼウスの元へ、求婚の許可を申し入れに行くのですが、
ゼウスはペルセポネーにも、その母デーメーテールにも聞かずに、
勝手に結婚を許してしまいました。
そして、妖精と花を摘む、ペルセポネーの前に現れ、
水仙の花でおびき出し、
ペルセポネーを、無理やり連れ去ってしまうのでした。
彼女からしてみれば、いきなり知らないおじさんが現れて、
知らない場所、それも暗い冥界へと連れ去られてしまったわけです。
ペルセポネーは、母と地上が恋しくて、毎日泣き続け、
ハーデースも、これには強引な行動に出れず、困り果てていたようです。
ハーデースと聞くと、恐ろしいイメージがありますが、
この様に恋愛に疎く、真面目で不器用な一面もあるようです。
さて、この事に怒ったのは、勿論母デーメーテールです。
娘が勝手に、ハーデースの妻にさせられたとあっては、
当然ですが、デーメーテールに、抗議されたゼウスは、謝るどころか、
「冥府の王ハーデースなら、夫として不釣り合いでは無い」と
言い訳します。
これにますます怒り、悲しんだ彼女は、天上を去ってしまいます。
豊穣の女神、デーメーテールの力が無くなったため、
地上では不作に見舞われてしまいました。
これにはゼウスも困り果て、ようやく冥界に使者を送って、
ペルセポネーを、母の元に戻そうとします。
しかし、これで一件落着ではありません。
ようやく帰れることになって、喜ぶペルセポネーに、
ハーデースはお土産にと、12粒のザクロを手渡します。
ペルセポネーは冥府に来てから何も食べておらず、
お腹が空いていた為、うっかり、その内の4粒を食べてしまいます。
実は、「冥府の物を口にしたものは、冥府に留まらなければならない」
という決まりがあったのでした・・・
母デーメーテールは、「娘は騙されたのよ」と、再び抗議しに行きます。
ゼウスは再び困ってしまいました。
元々は、自分が悪いし、デーメーテールと交わした、
「娘ペルセポネーを帰す」という約束は、守らなければならない、
しかし、冥府の決まりがある以上、無条件で帰すわけにも行かない・・・
結局、神々との話し合いの末、12粒のザクロを12ヶ月にたとえ、
その内、ペルセポネーが食べてしまった4粒、
つまり4カ月の間だけは、冥府でハーデースの妻として過ごしなさい、
という事になったのでした。
それから、毎年毎年、ペルセポネーが、冥府に行ってしまう4カ月の間、
母デーメーテールは、娘の居ない悲しみで自らの力を使えず、
毎年、その4か月間は何も実ることのない、寒い時期が続きます。
これが、四季の始まりとなるのです。
一方、ハーデースの妻となったペルセポネーですが、
何だかんだで、冥府の生活になじみ、
妻として、冥王の女王として務めているようです。
母娘引き離されて、仕事どころではない母と、
自分の気持ちは置いといて、仕事はきちんとする娘。
この辺りに、親子の微妙な関係を、
感じなくもないのは自分だけでしょうか・・・?
さて、今月のイラストですが、
冥府の、おどろおどろしい空をイメージして、
紫、赤、黒の三色のグラデーションにして、
ペルセポネーニコリマが、食べてしまったザクロニコリマのジュースで、
夫婦と、ペルセポネーの友だちの妖精もそろって、
イラストの左側に居る、
デーメーテールコマリマを、歓迎しているイメージです。
いろいろあったので、デーメーテールコマリマは、
あまりハーデースニコリマに、良いイメージを持っていないと思うので、
コマリマですが、
れを機に、婿姑仲が良くなってほしいなぁ・・・
という願いも込めてこんなイラストにしました。
ジュースの上に乗って居るミントコマリマは、
ペルセポネーが攫われる前に、ハーデースの彼女だったメンテ―で、
ハーデースが、ペルセポネーとばかり仲良くするので、
やきもちを焼いたメンテーは、ペルセポネーに意地悪ばかりし、
それに怒ったデーメーテールがメンテーを踏みつけ、
何処にでもある草、ミントになってしまったという事です。
後、影は付けましたが、陰陽はやっぱりつけるのを止めました。
何かまた文章の方も、長くなってしまいましたが、
その分イラストの方も凝っているので、
是非見ていただきたいです(二回目)
H.28.8.19.勇霊の帰還と花火の祝福~しし座~
子猫のメッセージです(≧▽≦)
獅子座はギリシャ神話がほとんどありません。
かに座の時に、ヘラクレスが試練を受けていた事は話しましたが、
その1つ目の試練が、ネメアーの谷の獅子退治、今回のしし座の生前です。
神話の時代には、ライオンはヨーロッパにも普通に生活しており、
主に岩山の洞窟を住処にしていた様です。
という訳で、ネメアーの獅子も岩山の洞窟に住んでいました。
ヘラクレスに退治された獅子を哀れに思った神々が、
星座にしてあげた、というだけなのです。
このままでは話にならなくて困りまですが・・・
知っている人は少ないと思いますが、
獅子座の上には、子獅子座という星座があります。
子獅子座自体は、後年に作られた星座で、神話は無いのですが、
もし、ネメアーの獅子に子供が居たとしたら、
親を亡くして、寂しがったのでは無いでしょうか・・・
8月といえばお盆、お盆といえば、
亡くなったご先祖様が、キュウリの馬に乗って帰ってくる日。
という訳で、天使の輪を付けたライオンニコリマが、
キュウリ馬コマリマとナス牛コマリマと一緒に、
雲に乗って会いに行き、子どものライオンもニコリマに。
その後はみんな一緒に花火を見て・・・
というイラストになりました。
先月以上に、影と光の具合にこだわったのと、
裏テーマがあって、
キュウリ馬とナス牛、そしてブタの蚊取り線香をコマリマにするという、
「動物とそれ以外の物が、混ざった物をコマリマにする」
という新たな試みに挑戦、でした。
H.28.7.14.嵐の前の月夜の砂遊び~かに座~
子猫のメッセージです(≧▽≦)
今月は、かに座です。
ギリシャ神話ですが、かに座の前に、
ヘラクレスのことについて、説明しなければなりません。
ヘラクレスは、先月、先々月と同じ様に、
またも浮気癖のあるゼウスと、
ペルセウスの孫娘、アルクメーネーとの間に出来た子どもでした。
ゼウスは、今日生まれる最初のペルセウスの子孫が、
アルゴスの支配者となる、と予言しましたが、
ゼウスの正妻だったヘーラーは、
ゼウスが不倫した子供であるヘラクレスが、
支配者になるのが気に入らず、
出産の女神エイレイテュリアを使わして、
ヘラクレスの誕生を遅らせ、
ペルセウスの血を引く別の子どもの、
エウリュステウスを先に誕生させました。
その後、話が長くなるので割愛します。
詳しく知りたい人は、ネット等で調べてみてください。
ヘラクレスは、本来自分が、なる筈だったアルゴスの支配者、
エウリュステウスに使え、12の試練を乗り越える事となりました。
その内の一つが、9つの頭を持つ水蛇、ヒュドラー退治でした。
ヒュドラーは、首を切っても、
その首からまた新たに2つの頭が出るという怪物で、
最初は苦戦していたヘラクレスでしたが、
従者イオラーオスが、切った首を松明で、
焼き切ってしまえばいい、という事に気が付き、
だんだんヒュドラーが、不利になっていきます。
この、ヒュドラーの友だちが、カニでした。
彼(?)は、ヘーラーに遣わされた大きなおばけガニで、
ヘーラーへの忠誠心、
また、大切な友だちヒュドラーを守るため、ヒュドラーに加勢、
ヘラクレスの足を挟もうとしますが、
逆にヘラクレスに踏みつけられてしまいます。
あんまりに思った神々が、彼(?)を天に昇らせ、
かに座となったのです。
そんな場面を、カレンダーのイラストにする訳にもいかないので、
今回はカニとヒュドラーに、
友達同士、仲良く海辺で砂遊びをしてもらいました。
先月に引き続ぎ、また海ですが・・・(汗)
それを、海パンを履いたヘラクレスが見ていて、
それをさらに、月が微笑み見つめている・・・
という感じで、明るい海にしました。
勿論この後、先程書いたヘラクレスの襲撃があると思われるので、
タイトルは、嵐の前の静けさとかけまして、
「嵐の前の月夜の砂遊び」です。
他にも、星を海にもちりばめてみたり、
空から海への、グラデーションを付けてみたりして、
空と海のつながりを表現してみました。
今月も自信作ですので、是非、見てください!
H.28.6.15.父と見る大海原の星~ふたご座~
子猫のメッセージです(≧▽≦)
この先星座とイラストの説明ですが、
いつも以上に話したい事があって、長文になってしまいました。
お忙しい方も多いのにすみません。
お暇な時にでも、じっくり見ていただけると嬉しいです。
ふたご座の2人について軽く説明しますと、
ゼウスと人間のスパルダ王国の姫、レダの息子で、
名前を兄カストール、弟はポルックスといいます。
兄カストールは普通の人間で、寿命も普通だったのに対し、
弟ポルックスは、ゼウスの神の血を強く引き、永遠の命を持っていました。
2人はとても仲の良い双子だったのですが、
カストールは戦争で命を落としてしまいます。
悲しんだポルックスは、上位の神に頼み、
自らの不死を兄と分け与えました。
こうして2人は、1日の半分を人間として、
もう半分は神としてふたご座となり、
今も仲良く過ごしているのだそうです。
その後、2人は他のギリシャ神話の英雄と共に、
アルゴー船に乗り込みました。
航海の途中、暴風雨にあったのですが、
吟遊詩人のオルペウスが神に祈ると、
2人の頭上に星が輝き、雨がやみました。
このことから、双子座の2人は航海の守護神としても、
祀られるようになったのだそうですが・・・
具体的に何もしてませんよね(汗)
手柄を取られた形となったオルペウスは、どう思っているのやら。
イラストでは、この星が輝いて、雨雲が去っていって、
星空を見て、ニコリマになる場面を描いたのですが、
いまいち荒れた海が治まっていく感じが、
表現出来てないかもなぁ・・・と思っています。
また何年か後にリベンジしたいです。
それ以外については気に入っていて、
荒れた海が治まる感じを、表現しきれない代わりに、
波を斜めにして、船が航海へと突き進んでいくように、
見せることにしたり、ふたご座なだけに、船を中心に、
カストールニコリマとポルックスニコリマの位置や、
雲や波の配置を、シンメトリー風にしてみたり、
ふたご座の星座絵が、竪琴を持っているのを良い事に、
オルペウス(赤いマントを付けている奴です)が、
竪琴を取られたために、ナキマになっちゃってたりします。
そしてオルペウスは、私の中で不遇ポジションと化しています(笑)
真ん中にいるのは、双子の父親のゼウスニコリマです。
日本で白鳥座と言うと、
七夕の織姫と彦星を、引き裂いた白鳥が思い浮かびますが、
ギリシャ神話に置いて白鳥座は、レダに近づく時に、
ゼウスが化けた姿なので、白鳥の格好をさせました。
コマリマがゼウスにこまりまねっこしながら、
白鳥のコスプレをする、という珍しい事になっています。
そういえば、
牡牛座も、ゼウスが女性に近づくために、
化けた姿を現した星座でしたね。
ゼウスは動物になって、
女性にアプローチするのが好きなんでしょうか。
H.28.5.17.夜明けの牧場ロマンス~おうし座~
子猫のメッセージです(≧▽≦)
ギリシャ神話は、牡牛座自体の、
「ゼウスがニンフのエウローペーに恋して、
白い牡牛に化けて彼女に近づいた」というものと、
牡牛座を形作る星座の一つの、プレアデス星団の、
「プレアデス7姉妹が楽しく踊っていたところにオリオンが現れ、
オリオンが惚れて7年間追いかけまわし、
嫌になった姉妹は女神アルテミスの力を借りて、鳩になって逃げた」
の2つがあります。
ゼウスとエウローペーの方は、
この後無事成就して、子供を設けるのですが、
オリオンの方は、プレアデス7姉妹たちに最後まで好かれなかった、
と、正反対の結果になったのが面白いですね。
という訳でイラストの方は、牡牛という訳で、
エウローペーを牧場娘にして、
牡牛のゼウスと、チーズとミルクでロマンスを楽しんでもらい、
それを鳩になったプレアデス7姉妹に、祝ってもらうことにしました。
牧場の朝は早い・・・という事で朝焼けです。
牧場の、のどかなイメージの色合いと、
男女のロマンティックで、大人な色合いを両立させようと、
グラデーションにはかなり苦労しました。
夕焼けと朝焼けの区別を付けるのも難しいです・・・
星の形も暖かな雰囲気を出すため、
先月とは変えてみたのですが、どうでしょうか?
H.28.4.14.黄金の羊と夜桜行進~おひつじ座~
モチーフは牡羊座で、
桜の季節という事で、桜と羊が合体して、桜羊コマリマが出来ました。
牡羊座の神話は、プリクソスとヘレの双子の兄妹が乗って逃げた、
黄金の羊が星座になった物との事なので、黄金の桜羊ニコリマも描いて、
その上にプリクソスとヘレと、同じ髪型のニコリマを乗せました。
・・・と、そこまでは良かったのですが、
プリクソスの髪型が、どう見てもリーゼントにしか見えず、
それに引っ張られて、一昔前のヤンキーみたいな格好に・・・
ヘレと同じ髪型のニコリマの方も、
同じように一昔前の女性みたいになってしまい・・・
結果、提灯まで付けて、
酔っぱらいへべれげ大行進に、なってしまいました。
最初想像していたのとは、違った形にはなってしまいましたが、
これはこれで気に入っています。
笠地蔵のお話です。
猿の地蔵さんもいます。
なぜだか最後のお地蔵さまに不思議な・・( ̄▽ ̄)
コマリマの世界で描いてくれました。
寒さが一気に加速しています。
皆さま、お体ご自愛下さい
子猫が作成しました。さるトリオの年賀状イラストです(#^^#)
今年も変わらず、今できることを、頑張っていきたいです。
よろしくお願い致します。